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"I don't stop it even if anyone refused my behavior." "Why are you so selfish ?" "Of course, because I am a hypocrite."
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あの日見た朝焼けの美しさを

あの日知った拍手の暖かさを

あの日聞いた賞賛の言葉を

あの日手に入れた僕の物語を

ただ誰かに伝えたくて

僕はまた手を動かす
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mixiの三題噺コミュニティに一時所属していた時の作品を流用。
これを投稿したらぼかぁ旅行に行ってきます。

タイトル:雪うさぎさんと僕



「おはよう…ああわかった、起きるよ、有難う」

 僕の一日は雪うさぎさんのモーニングコールで始まる。彼女の風鈴のような声は心地よい目覚めを僕にもたらしてくれるが、年が明けてまだ一月も経っていないこの季節には少し寒く感じる。勿論そんなことは口にもおくびにも出さず、犬のように従順に僕は起きて服を着替え、テーブルに向かう。

 テーブルにはもう朝食が用意されている。これも雪うさぎさんのお手製だ。今日はトーストとベーコンエッグに飲み物は牛乳。これらを黙々と口にしつつ、僕は新聞を手にとって眺める。新年気分はもうとっくに薄れたけれど、一つ増えた年の表記はなんとなくまだ見慣れない。

 そういえば今年はうさぎ年だった。年男ですねと雪うさぎさんには言われたけれど、神社という場所に縁の無い僕には殆ど関係のないことだった。

 ちなみにうさぎ年にかこつけてプレゼントを渡そうとしたが、やはりと言うべきか、丁重にお断りされた。雪うさぎさんの身体的特徴から僕が勝手につけて呼んでいるこの呼び名は、どうも精神面には当てはまらないらしい。恐らく雪うさぎさんは寂しくても死なないだろう。そんなようなことを言ったところ、心が温まったら融けて居なくなってしまいますからね、と返された。

 こういった皮肉とジョークの間のようなやり取りで僕に勝ちを譲ってくれないところが、雪うさぎさんの数少ないナンテンと言えるだろう。上手いことを言ったつもりである。

 朝食を終え、私室を出る。蜘蛛の巣のように張り巡らされた道も、十年ちょっと同じルートで通っていれば慣れるものだ。迷うことなく右へ左へと歩き、十分少々で仕事場に着く。

 逆に言うと、この仕事場と私室を繋ぐルート以外を僕は使わない。何度か違うルートを歩いてみたことがあるが、ことごとく蜘蛛の糸のような粘性のある糸の塊でふさがれていた。興味本位で手を突っ込んで絡めとられ、危うく取れなくなりかけたこともあるのでもう五年ほど前からやっていない。

「さて、今日の仕事は?ああこれと…これか。そうそう、昨日済ませておいたこれ、ちゃんと出来ているかチェックを頼むよ。そうそれ。よろしく。」

 仕事場では雪うさぎさんから今日の仕事の指示を受け、雪うさぎさんに完成した書類を渡す。内容は読書感想文から会計処理まで多岐にわたる。それらを全てこなし、雪うさぎさんにチェックをしてもらってオーケーが出ればその日の仕事は終わりだ。このような業務形態の関係上、仕事上がりの時間はある程度前後する。今日は比較的量が多い日だったのでかなり時間がかかった。

 仕事を終えるとまた同じ道を通って私室に戻り、これまた雪うさぎさんお手製の夕食を食べ、その後特にすることがなければ寝る。

 以上が僕の一日だ。代わり映えのしない日々だが、雪うさぎさんが居てくれるおかげで飽きることはない。また朝の雪うさぎさんの声で起こされることを楽しみに、そろそろ寝るとしよう。おやすみ。



被検体No.11120号 睡眠状態を確認

結果サルベージ中...完了

被検体フォーマット中...完了

サポートシステムフォーマット中...完了

被検体No.11120号 起動します

レディ?  Y


「被検体No.11120号、午前6時になりました。起床して下さい。」
「おはよう…ああわかった、起きるよ、有難う…君は?」
「私は本実験において、被検体のサポートを担当する、WR-11120DZです。」
「長い名前だな…あだ名をつけてもいいかい?」
「ニックネームを使用して頂くことに関して実験規定では特に明記されておりません。」
「んじゃあ構わないってわけだ…雪うさぎさん、君は今日から雪うさぎさんだ。」
「新しい呼称を記憶しました。…何故雪うさぎなのですか?」
「白い肌と赤い目なんて、人間相手じゃお目にかかれないからさ。」
 祖父は死んだ。

 祖父は死んだのだ。それを僕は思い出す。

 暑い夏の午後、むせ返るような煙と緑、整然と並んだ石の前で、唐突に僕はそれを思い出した。

 祖父は小説家だった。どこだかの賞を取って華々しくデビューし、多くの作品を世に送り出した。いくつかはドラマにもなったし、映画にもなった。葬儀には多くのファンが詰めかけた。祖父の小説で多くの人が涙し、祖父の死にも多くの人が涙した。未だに実家にはファンレターが届くし、今の時期には祖父の本が本屋の店先に並ぶ。たくさんの他人と、文字と文学に愛された、そんな祖父だった。

 しかし祖父は孤独であった。祖母を早くに亡くし、偏屈な性格を疎んで父や母は祖父を遠ざけた。その癖金だけは持って行ったのだから逞しいものだと思う。親族が一様に祖父の顔色を窺い、同時に忌み嫌う中で、僕は祖父が好きだった。いや、この言い方は間違っているかもしれない。僕は祖父の居る場所の空気が好きだったのだ。

 祖父は一日のほぼ全てを書斎で過ごしていた。常に机に向かい、難しい顔をして小説を書いていた。僕はその書斎の本を適当に手に取り、読むわけでもなくぱらぱらとめくっていた。祖父が文字を書く音と、僕が本をめくる音以外の全てが柔らかなヴェールに包まれ、世界から遠ざけられているようだった。祖父は小説を書くときも、それ以外の時もほとんど喋らなかった。僕も祖父と何かを話そうと思ったことはなかった。あの部屋の暖かなひとときだけが、僕の祖父に関わる全てだった。

 誰に何を言うことも、何を書き残すこともなく、祖父は静かに息を引き取った。祖父が遺したのは作品と多額の財産だけだった。財産だけは親族が根こそぎ持っていった。祖父が暮らした家は、祖父の名を冠した記念館になった。それだけだ。それだけが、祖父の全てなのだ。

 目の前には祖父の墓がある。ファンが供えた花が瑞々しく光を返し、線香が煙を上げている。僕も手に線香を持っていた。手元から上る煙を見ながら、僕は思う。きっとこの線香とやらは、記憶を呼び起こす力を持っているのだ。でなければ、普段全く思考の外にある祖父の事をこれほど思い出しはしない。でなければ、こんなに感傷的な気持ちにはきっとならない。だからこれは、きっとこの線香とやらのせいなのだ。ここに線香を置いて、家に帰る頃には何もかも忘れて明日の仕事について考えているに違いない。今、このとき、この場でしか浮かんでこない感情。であるならば、今は、今だけは、その感情に流されてもいいのかな、と、そんなことを考えた。


 祖父は死んだ。

 祖父は死んだのだ。それを僕は思い出す。

 そして祖父と共にあった、あの暖かな世界を思い出す。

 暑い夏の、いのちの匂いに満ちた、煙たい午後のことだった。
大攻防ちょろりとやってきました。
ああ、ブログ書くの久しぶりだ…。

攻撃陣営2回、防衛陣営2回ずつやってきましたが、
これ防衛側は攻撃側がよっぽどアホじゃない限り負けるんじゃないかな・・・?
それともタダのくじ運かねぇ。

とりあえず、いかにプラントを取るか(取らせないか)が勝負の分かれ目になる感じがしました。
プラント1個奪取につき60秒時間延長なので、
戦線が上がるとかそういうの以上にこの時間延長がでかい。
裏回ってプラント攻防スルーは得策じゃないような感触です。
裏凸にこだわると時間足りないように思います。
裏凸はコア削りより前線減らしの効果を期待するべきかも。

プラント内の設置物が結構良い感じにうっとうしいです。
リムペ・ジャンプマイン等程よく活躍してましたね。
あとは一点火力のコングとか41とか、
とにかく相手をプラントに入れない装備が良いかもしれません。

今日多かったのは、プラント陥落・奪取後に、そのまま同じところで戦闘を継続してた人。あれは恐らく悪手です。次のプラントにさっさと向かわないとお互い損します。実際、今日も次のプラントに向かう人が多い陣営が勝ってたと思うので。

攻撃陣営はとにかくプラントに群がって奪取がよさそうですね。
無論、少し離れて露払いをする人も必要ですが。
Bプラント右上の高台にあるガンタレはAプラント側の1段低い通路をぶち抜けます。カタパルト使えば初手で結構さっといけるところなので、
裏側から敵をぶちぬくのもありかも。Aそのまま染められれば高台からB奪取援護できますしね。

防衛陣営は初手でAプラント奥のガンタレは破壊しましょう。
下に降りながらコングでも叩き込めば1発で壊れます。
あれの有無でAプラントでの時間稼ぎ率はかなり変わるように思いますよ。

まとめとしてはとりあえず前線第一ってところでしょうか。
攻撃側の裏凸も防衛側の過剰防衛も、そのまま敗北につながります。
特に防衛側はラジオチャットでベース防衛のするしないをはっきり宣言して、必要最小限の人数でベースに戻るという工夫は必要なように感じました。

こんなもんですかね。各陣営の初手ガンタレについては今日私が両方とも試したものです。効果は折り紙付き。折り紙下手だけど。
私はもうお金があんまりないのでやれません。
どうかこの辺を参考にして皆さん激しくイベント戦をお楽しみ下さい。

 今年の四月馬鹿はmixiのプロフィールを謎のティザームービー(のナレーションっぽい文面)にするだけでした。
2日になってすぐくらいには元に戻したのですが、誰からも反応がなくて正直つまんなかったのでここで再利用。



 西暦20XX年1月1日午前0時、世界公時策定機構は「いい加減飽きたので東暦1年をここに宣言します。あ、あと1秒の長さ乱数で決めるからよろしこ。」と通達。突然東暦1年1月1日となった世界は混沌の渦に落ちた。経済の乱れ、各時空から来訪した危機管理部隊の干渉、マスコミの再三の問い合わせに対して世界公示策定機構は「いめちぇん」の一点張りで対応。人類の時は乱れに乱れ、時計は狂い、人々はいつ終わるとも知れぬ時の迷宮に迷い込む。

 誰もが混乱する中、冷静に事態の収拾に立ち上がった者がいた。「メンテ終わらねぇじゃねぇか!」の一言で民衆(一部嗜好に偏りあり)をまとめ上げ、世界公時策定機構本部へと向かう隊列の先頭を率いる次代のガンジー、こもちゃん16歳(HN)である。彼は後にこの時のことをこう語る。

「正直外出たの10年ぶりくらいで溶けるかと思った。これがホントの自身溶融^q^」

 若干体型がピンキリの一団はのちに『時の道』と呼ばれることとなる道を練り歩き、賛同する者を道中で加え、その人数は当初の25倍、保有するアカウント数は更にその10倍となっていた。武力ではない、ポテチに鍛えられた己の体積による無血開城を目指して驀進する彼らの前に、東暦の世界からやってきたエージェントが立ち塞がる。「テンション上がってきた」の一言で影分身したエージェントと正直そろそろネトゲ断ち限界の一団はポイントアルファで衝突、双方とメディアを通じた視聴者の心に甚大な被害をもたらした。この情景を見てしまった一般市民からは新種の精神障害、DTSD(ドン引き外傷後ストレス障害)が続発し、医療機関は対応に追われることとなる。

 この衝突を戦端として、各地で激しい戦いが次々と発生した。のちに『時の戦争』と呼ばれる大戦の幕開けである。オーバーテクノロジーを駆使して防衛を続ける世界公時策定機構に対し、こもちゃん16歳(HN)率いるギルド『こもちゃんズ』は攻め手を欠く状況であった。相次ぐ自軍のリアルショック(現実神経症)で士気も下がり、攻められこそしないものの窮地に立たされたこもちゃん16歳(毎年1ずつ年齢はちゃんと増えていた)は妄想でレべリング作業などを行うことが出来る選りすぐりの廃人を集めて精鋭部隊を構成、本来の作戦時期にちなみ、敵の背後を衝く作戦『四月馬鹿作戦(Operation April Fool's day)』を実行する決定を下した。
 少数で敵の勢力圏内を突破するというこの危険な作戦に挑む一人の戦士、ほぼスピーカー(HN)の視点で時を巡る戦いを描いた一大スペクタクル。


 『俺たちの四月』 全国妄宝系映画館で4月1日ロードショー。今、あなたは時の真実を知る。

プロフィール
HN:
503(ゴマダンゴー)
性別:
男性
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当ブログは元のさやに収まりました。
詳しくは最新の移転に関する記事をお読みください。

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